シュターツカペレ・ドレスデン(Sächsische Staatskapelle Dresden)、というオーケストラがあります。知ってますかぁ?数あるオーケストラがあれども、世界一の歴史を誇るいぶし銀の音と評される楽団です。
いぶし銀ってのが良いですねぇ。私好みですよー。
一度何も知らずにCDで聴いて、あーなんてすごい演奏なんだろう、と思いました(ウエーバーの歌劇オペロン序曲とブラームス交響曲第1番)。岡本太郎氏流に言えば「何なんだこれは」と、「これがヨーロッパの深い歴史が培って来た音なのかー」と思いました。正直、ブラームスの暗い壮大な交響曲は興味が無いのですが、演奏がすんげぇことはよくわかりました。
その後、シュターツカペレ・ドレスデンに味をしめたわたしは、ベートーベンの交響曲「田園」と、ブラームスのバイオリン協奏曲を聴きにいきました。アンコールはウェーバーの「魔弾の射手」序曲で、魔弾の射手で私は大いにしびれ、大いに感動しました。「何なんだこれ」ではなく「これだ!」と、これこそシュターツカペレ・ドレスデンの神髄だと。
このようにバロック音楽中心の私ですが、古典派後半からロマン派中心のプログラムでも大いに満足し、その後同じシュターツカペレ・ドレスデンの室内楽コンサートへ行きました。今度は打って変わって、モーツァルト、ハイドン、バッハ、コレッリと、古典派からバロックの曲目で、まさに私の最も好きな時代の音楽です。ここで、かねてより興味のあったチェンバロをはじめて生で聴き、すぐさまチェンバロを習うことに決めました。
このように、本当に良い音楽は、人生の針路を変えてしまうくらいの威力があるんですねぇ。
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